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【お客様へのご提案】目指すべき省エネ性能はHEAT20 G2!
コストパフォーマンスのよいHEAT20 G2
これからの家づくりは、遅くとも2030年までには省エネ基準が断熱等級5に引き上げされることから、それを上回る断熱性能に取り組むべきです。
お勧めしたいのは、HEAT20 G2です。
HEAT20 G2 は、6・7地域の場合、暖房エネルギー消費量を省エネ基準(断熱等級4)に比べて約55%削減し、かつ、非暖房室の最低温度がおおむね13°Cを下回らない性能です[表1]。
省エネ基準に比べて非暖房室の最低温度が約5°C高く、工事費(イニシャルコスト)と光熱費(ランニングコスト)のバランスが最もよいといえます。
断熱等級にも等級5~7の上位等級がありますが、例えば断熱等級6は、外気平均熱貫流率UA[W/(m2k)]の基準は1~3地域:0.28、4地域:0.34、5~7地域:0.46の3種類のみ[図1]。
室内の温度は主に外気温と日射量で決まりますが、地域区分は暖房期の外気温のみで設定されています。
そのため、地域によって気候が大きく変わる日本で日射量を考慮しないと、必要な断熱性能が精緻に求められないという課題があります。
一方HEAT20は、外気温と日射量の両方を考慮し、地域特性に合った断熱性能を求められるので理想的な基準といえます。
HEAT20は地域補正UA値が理想
HEAT20のUA値は、代表都市UA値と、アメダスの気象データを基にした地域補正UA値の2種類あります。
一般的には、地域区分ごとに代表都市UA値で適用されるケースが多くなっています。
一方、地域補正UA値は、日射量が多い太平洋側は緩和され、日射量が少ない日本海側は強化されるので、より精緻に地域特性に見合った断熱性能を求めることが可能です。
逆に、代表都市UA値だと、温暖地ではオーバースペックとなり余分なコストがかかる可能性も。
また、寒冷地では、暖房期の最低室温や暖房エネルギー削減量が本来HEAT20で必要となる性能を満たさない可能性があります。
そのため、地域によって気候が多様な日本において、建設地に見合ったコストパフォーマンスの高い断熱性能を確保できる地域補正UA値の採用をお勧めします。